今年は特に調子が悪い
遡上が遅れているのはあるだろうが、それは去年も同じで11月2週目ぐらいから釣れだしている
ところが今年は、まったくの貧果、2日前は91人参加してたったの1匹、もちろんルアーで
そんな訳で、どうもやる気がしないというか釣れる気がしない
でも5000円払っちゃったので、重い足取りで手取川へ
いつものように受付の前で並んでいると、みなさん何だか陽気で強気の様子
遠くから来てるんだろうしテンションも上がるんでしょうか
25分で着いた僕はテンションも上がらず、受付を済ませ100メートルぐらいしかないフライ専用区(今年から復活、なんでもフライフィッシャーは文句ばっかり言ってうるさいから、端に追いやったとか)に

日曜日の雨の増水がひいて来ているとはいえ、渇水の去年に比べれば激流
フローティングライン、シンクリーダーのシステムしかないのでなかなか底を取れない
釣れる気はしないが、すぐ下流の2人が2度バラし、8時すぎには2人ともメスをキャッチ
いるにはいるんだけどねえ
反応もないままキャストを繰り返し、腕はパンパン、手は腱鞘炎気味、まるで修行
11時前には西の方から黒い雲が迫り、ピカッ、ドーン(北陸の雷はゴロゴロっていう予兆なんて物はない)、やばいやばいとみんなで撤退、おまけに豪雨まで、まるで滝行
11時50分が干潮だったので昼食を兼ねて雨宿り、30分ほどで太陽が見えて来た
さあ仕切り直し、2投目根がかり? なんか違う
そこから数投、ズンッと来た
ラインを半分ほど回収していたので慌ててリールを巻くが、焦ってラインが指に絡まる
巻ききる前に魚は沖へ走り出す、止まらない! なんとか指のラインはほどけたが、そのままラインを一気に引き出されバッキングが半分ぐらい出たところで、バッサーン!!
この引きはオスでしょう、水面で暴れられても外れなかったのでガッチリかかっているはず
シングルハンド#9は満月だが、ラインはフロロ3.5号、安心してファイトを楽しむ
流心にはいられると厄介なので岸よりに誘導したらこちらに向かって来た
今度はあわててリールを巻く。浅瀬にはいってからはなるべく岸から離れてこちらの姿を見せないように、水際からは一気にずりあげた

70センチ、3キロ。2年ぶりうれしー
上げ潮で上がって来たのか、綺麗な魚体
ここからはまた沈黙
2時ごろ目の前で数回はねられ、バカにされる
悔しいのでこれをずっと狙う
3時半の終了10分前、奇跡が起こる
ゴン、ノタノタノタ、かかったー
ところがリールを巻くとラインが寄ってこない
見ればランディングネットの柄に絡まっている
このままではどうしようもないので、片手でロッドを持って外しにかかるが
やっぱり、片手の重さは無くなってしまった
正味8時間振って、あたりはこの2回。もうちょっと魚がいればねえ
家に帰って本日の釣獲情報を見たらびっくり
なんとオスは7匹、サケは不作の年なんでしょうか